CULTURE
2014.07.17
Justin Timberlake絶賛のMVから火がついた、Jungleの刺激的なモダン・ソウル
はじまりは、この一本のMVから。
ファンキーなダンス・ビートに合わせて踊っているのは、なんと6歳のBガール(!)、Terraちゃん。彼女のプロ顔負けのクールなブレイク・ダンスには世界中が驚嘆。思わずあのJustin Timberlakeも、「凄過ぎる!」とツイートしたほどだ。そして次に注目が集まったのは、バックで流れているスタイリッシュなサウンド。クレジットには、Jungleの“Platoon”と書いてあるけど、一体彼らは何者? と。 でも、彼らの素性はよくわからない。西ロンドン出身のTとJが立ち上げたユニット、ということ以外は。“Platoon”の後にもシングルを発表してきたけど、MVに彼らの姿は無し。けど、その正体不明なところと、抜群にクオリティの高いサウンドで、彼らへの注目度はどんどん高まっていった。 そんなところで満を持して発表されたのが、ファースト・アルバムの『Jungle』だ。この作品には、ソウル、ファンク、ヒップホップなどを掛け合わせ、ポップにまとめあげた楽曲がぎっしり。とにかく楽しくてプリミティヴでファンキー。流行のEDMとは対極にある生音重視のサウンドは、とても新鮮に聴こえるはずだ。 最近は大所帯編成の迫力溢れる演奏で、ライヴ・バンドとしても評価を高めている彼ら。フジロックでの来日も決定しているから要チェック! Stevie Wonder / Living For The City Jungleにとって、Stevie Wonderを始めとした70年代ソウルの影響は欠かせないはず。 Curtis Mayfield / Move On Up ソウル繋がりでもう一人。このレジェンドの影響も、Jungleの音楽からは聴こえてくる。 J Dilla / Won't Do Jungleの音楽がモダンに聴こえるのは、ヒップホップのビートを取り入れているのも理由のひとつ。彼らはJ Dillaの影響を公言。 |
Jungle -『Jungle』 ¥2,371(税抜) 絶賛発売中! tracklist 01. The Heat 02. Accelerate 03. Busy Earnin' 04. Platoon 05. Drops 06. Time 07. Smoking Pixels 08. Julia 09. Crumbler 10. Son Of A Gun 11. Lucky I Got What I Want 12. Lemonade Lake ※ボーナストラック収録予定 |
text yoshiharu kobayashi / the sign magazine