CULTURE
2016.08.09
本場NYの空気を日本で体感! 「HOT 97 SUMMER JAM TOKYO」
会場前広場となる屋外エリアにはフェスティバル・パークを解放。オフィシャルグッズの販売はもちろん、自由に遊べるバスケットゴールやDJブース、特設されたモニュメントやフォトパネルで撮影を楽しむヘッズの姿が見受けられた。
一方メインフロアではオープニングからAKLO、バンコクインベーダーズ&ダボーイウェイを始め、先日Def Jamとの契約を果たしたAK-69といったアジアを代表するアクトが冒頭から次々と登場し、オーディエンスを早い時間からヒートアップ。THE HEAVY HITTERSのDJ ENUFF、DJ LEADによる息つく暇もない超絶プレイや「HOT 97」の人気DJやパーソナリティ達によるマイクパフォーマンスで本場さながらの空気感を演出した。
お待ちかねのメインタイム。ガールズからの支持率が最も高いオマリオンがB2K時代の初期曲から名曲「Post To Be」まで披露しフロアを大合唱の渦に巻き込むと、続くファボラスも「Make me Better」などクラシックチューンを連発、途中AK-69を呼び込み「Oh Lord」を披露するなど贅沢なライヴを繰り広げた。G.O.O.D.Musicのボス、プシャ・Tはビギーの声をサンプリングした「Untouchabble」、兄マリスとの兄弟ユニット、クリプスの大ヒット「Grindin’」まで叩き込み、大トリであるフレンチ・モンタナへバトンタッチ。「Don’t Panic」「Ocho Cinco」「Pop That」と量産するヒット曲の中から選び抜かれたチューンを次々と披露して締めくくった。
本場の空気感を見事に日本でローカライズした今回の「HOT 97 SUMMER JAM TOKYO」。次回のさらなる拡大開催にも期待したい!
TEXT:SADANORI UTSUNOMIYA