BEAUTY
2021.06.16
《Tips04》CHANEL N°5 100周年
時代を超越する《シャネル N°5》
香りを守り抜くための秘密
「シャネル N°5」の究極のクオリティーを維持するために行っている、徹底した生産管理に驚かされる。そのこだわりは、原料である植物を育てるところから。南仏グラースにある農園と契約し、メインエッセンスである特別なローズとジャスミンをシャネル N°5だけのために栽培。畑から管理することで、気候変動に左右されることなく品質を保つ努力を続けている。
そしてもうひとつ、永遠の香りであるために欠かせないのは“Nez”(鼻)と呼ばれるシャネル専属調香師の存在。100年変わらずにいられるのは、調香師が生産の全ての工程をきちんと管理し、番人をしてくれているおかげ。
ここで「シャネル N°5」の秘密をおさらいしてみよう。
香水の名前に採用されたのは、ガブリエル シャネルのラッキーナンバーである“5番”。 香りもボトルデザインも、誕生から100年経った今なおほとんど変わることなく受け継がれている。
30mLのボトルにふんだんに使用されているのは、なんと、ジャスミン1,000輪、ローズ12輪! つまり「シャネル N°5」をプレゼントするということはバラとジャスミンのブーケを贈るのと一緒ということ!
デコラティブな香水瓶が一般的であった時代に、スクエアでモダンなボトルデザインを提案したことも画期的。“N°5以前、N°5以後”という言葉が生まれるほどに、香水界に新しい風を吹き込んだ!
この名香の秘密を知ると「N°5」の存在がグッと身近になってくる。これを機に自分にマッチする“My N°5”を見つけてみよう!