ー“メゾン クリスチャン ディオール ディオリビエラの香りに包まれて、古都で静かに五感を磨く吉沢さんの一人旅”をテーマに、開宗から1200年の世界遺産、東寺で撮影を行いました。稀有なシチュエーションでしたが、今日の撮影はいかがでしたか?
本当に庭の美しさもすばらしいし、この廊下もかっこいいし、ディオリビエラのリゾート感のある香りも最高です。久々に「あ、京都来たな」っていう感じがしました。実はちょくちょく京都には来ているんですけど、いつ来ても厳かな雰囲気が自分のバイヴスと合っている気がします。
ー京都のお気に入りスポットやお決まりの過ごし方などありますか?
シンプルにやっぱり、紅葉の季節の京都はいいですよね。お寺巡りをしても景色がすごくきれいだし、歩いてるだけで楽しいことをしている気分になるというか。あとは、なんといっても、ご飯がおいしい! 和食を食べて、景色を観る過ごし方がベストです。お気に入りのスポットは、悩みますね……。紅葉満開の清水寺は、21歳くらいの時に仕事で行って「マジでヤバイ‼」と感動したことを覚えてます。その時以来、めちゃくちゃ混んでいるんで行けてないですが。
ー今回の京都旅を共に過ごした香り“ディオリビエラ”ですが、上質なライフスタイル フレグランスということで、吉沢さんの日常で感じる上質なひと時を教えてください。
朝からサウナに行った時は「体にいいことしてるな」っていう気分になります。最近、ちょっとめんどくさくてあまり行けてないんですけど、ちょっと気合いを入れて朝からサウナに行くと、やっぱりもう一日の質が変わってくるなと気づきました。
ーサウナが近くにあるんですね!
徒歩20分ぐらいの所で、結構がんばって歩いています(笑)。
ー“ディオリビエラ”は南仏からインスピレーションを得て生まれた香りですが、吉沢さんの表現者としてのインスピレーション源となるものはありますか?
家で映画を観たり、舞台を観に行ったりとか、僕にとってのインスピレーション源は他人の芝居を観ることです。「あの芝居、めっちゃいいな」と思ったりすることで刺激を受けます。それをパクろうとかは思わなくても、おそらく無意識にどこか取り入れてると思うんです。
ーでは、これまでに忘れることのできない香りと出合ったことはありますか?
ひいおばあちゃんの匂いですね。
ーその香りはどういった……?
襖を開けると香ってくる懐かしい匂いというか。「あ、ひいおばあちゃんの匂いがする」って思います。ちょっと線香っぽいというか、昔の防虫香というか、そんな匂いがひいおばあちゃんからしていたんです。最近はその心安らぐ香りを嗅げていないのでちょっと寂しいです。
ー普段、香水はどのようにつけますか?
1回手首にシュッとつけて、空中に出したところに向かってくぐります。今回一緒に旅をしたディオリビエラもこのようにまとって、ふんわりと香らせたいです。
ーふわっと全身から香るすてきなつけ方ですね!
はい、この方が自然に自分から香る気がするんですよね。
ークリスチャン・ディオールが愛した心安らぐプロヴァンスの地をイメージして創られたフレグランスですが、吉沢さんの愛する心安らぐ場所はどこですか?
自宅のソファーの上です。
ーでは最後の質問です。“ディオリビエラ”のローズとイチジクのデュオが紡ぐこの香りで思い浮かべた人物像を教えてください。
(約3分、香りを感じながら)リゾートっぽいというか……みずみずしい女性。
一同 (笑)。
ー最高の回答でした! 天気に恵まれた京都で気持ちのいい撮影でしたね。ありがとうございました。
PROFILE
吉沢亮/RYO YOSHIZAWA
1994年2月1日生まれ。東京都出身。『キングダム』(佐藤信介監督/2019年/東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)にて第43回日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞などを受賞。2021年に大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)、2022年には『PICU 小児集中治療室』(CX)、映画『ブラックナイトパレード』(福田雄一監督/2022年/東宝)で主演を務めた。映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―』(英勉監督/2023年/ワーナー・ブラザース映画)は6月30日に、『キングダム 運命の炎』(佐藤信介監督/2023年/東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)は7月28日に公開予定。
INFO
parfums christian dior
dior.com
03-3239-0618
STAFF
MODEL: RYO YOSHIZAWA(AMUSE)
PHOTOGRAPHY: SHUNYA ARAI(YARD)
VIDEOGRAPHY: YU NAGAJIMA
VIDEOEDIT: YUKI FUJINAGA
STYLING: DAISUKE ARAKI
HAIR&MAKEUP: MASANORI KOBAYASHI(SHIMA)
EDIT: YURIKA NAGAI
DESIGN: SHOKO FUJIMOTO
COOPERATION: TOJI
CORDIING: JUN OKUZAWA