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今月のtokyo it girl beautyは
“you’re so creative”がテーマ。

週替わりでit girl & boyが登場し、自分をより
カッコよくアップデートさせるヘアスタイルにトライ!

vol.4には、話題のit girl、ファーストサマーウイカが登場!

パールとストーンを取り入れた編み込みヘアで
イメージを一新してみて♡

1.ハーフアップにまとめた髪にストーンのシールをランダムに貼る。
2.ハーフアップにまとめた毛束で、毛先が残るようにラフなお団子を作る。
3.襟足の髪を細かく三つ編みにする。

ファーストサマーウイカ

1990年6月4日生まれ。

大阪府出身。

2013年5月アイドルグループ「BiS」のメンバーとしてメジャーデビュー。

2014年7月「BiS」解散後は、NIGO®プロデュース「BILLIE IDLE®」を結成。

“ネオ80’s”“NOT IDOL”をテーマに楽曲リリースやライブを中心に活動中。

個人でも舞台、トークイベント、コラム執筆など多方面で活躍。

現在は、TBS「凪のお暇」(毎週金曜22:00〜)にレギュラー出演。

毎回違うキャラクターを演じ、注目を集めている。

Instagram @f_s_uika

オールインワン¥38,000、シューズ¥37,000(共にPAMEO POSE/パメオポーズ 表参道本店)

SHOP LIST

パメオポーズ 表参道本店 03-3400-0860

MODEL: FIRST SUMMER UIKA(BILLIE IDLE®/CUBE. INC.)

PHOTOGRAPHY&VIDEO : TOSH SHINTANI

STYLING : MIKI SHIMIZU

HAIR : SHOW FUJIMOTO

MAKEUP : KANAKO

TEXT : YUKA SAKAMOTO

EDIT : YURIKA NAGAI, KAHO FUKUDA

DESIGN : AZUSA TSUBOTA

CODING : NATSUKI DOZAKI



NIKE と過ごすアクティブライフ

ニューシューズを発表する度にイノベーティヴなアイデアで驚かせてくれる「NIKE / ナイキ」より
8月15日(木)に最新シューズが発売された。

これまで様々な高技術なクッショニングシステムを開発してきたが、この度また新しく
『ナイキ ジョイライド』 という独自のビーズを使ったクッショニングシステムを搭載したニューシューズが登場!

 

そして今回はそんなジョイライドを使った、ランニング用とシティ用のシューズを現在若者に絶大な注目を浴びる
モデル・女優の田中芽衣(@mei_tnk) が履いてみたよ!

シティガールズのビジーライフをより楽しいものにしてくれるニューシューズを是非チェックしてね♡

たまに街中でランニングしている女の子を見かけるけど、なんだか健康的で可愛くて楽しそうで、“ 私も走ってみたい!” って思う子もいっぱいいるはず。そんなランニング初心者の子達も『NIKE JOYRIDE RUN FLYKNIT』で楽しくランニング出来るんです。ソールに入っているビーズが足の形に合わせて柔軟に動いてくれるから、長時間走っていてもビーズが衝撃を吸収してくれる。だから常にフレッシュな履き心地をキープしてくれるよ! デザインも ボディのホワイトカラーが女性らしいクリーンな印象を与えつつ、オレンジ&ブルーのソールが POP でテンションを上げてくれる! せっかくならランニン グウェアもあえて目立つピンクのものをチョイスし、とことんエキサイティングな気持ちでランニングをしよう♡

shoes¥18,000 bra top¥3,500 leggings¥7,000 wristband*2 set¥1,200 ponytail holder*9 set¥1,600 socks¥1,800 all by nike

毎日街中を歩き回って忙しいシティガールズ達には「NIKE JOYRIDE NSW SPTIK」を。快適なソールで、履き心地は最高で、デザインが少し変わってシンプルに完成。全体的にグレイを基調とし、足の甲のナナメのジップアップがちょっぴりフューチャリスティックなムードを演出。そしてジップについているヴィヴィッドオレンジのタグや、かかとが高めにデザインされていて立ち姿もひきたつのがポイント! カジュアル感をプラスしてくれるから普段のファッションにも合わせやすいところが嬉しい♡ ここはあえてきっちりめな ジャケットと白シャツに合わせて、バイカーショーツでスポーティに崩すのが NYLON おすすめ。

shoes¥18,000 biker shorts¥4,500 by nike sportswear jacket¥64,000 by kudos/matt. knit bra tops¥18,000 by leinwande/matt. shirt¥34,000 by taro Horiuchi earrings¥17,200 by bijou r.i socks stylist's own

田中芽衣 @mei_tnk

2000年1月28日生まれの19歳。大きな目とぷっくりした唇が印象的な彼女はこれまで多数の雑誌やドラマに出演し、若者から絶大な支持を受ける。モデルとしても女優としても実力を発揮する彼女のこれからも要注目。

INFO

NIKE Customer Service

0120-6453-77

nike.com/jp

STAFF

MODEL: MEI TANAKA(QUALIAM)

PHOTOGRAPHY: HOUMI SAKATA

STYLING: YOKO IRIE(TRON)

HAIR&MAKEUP: YUKO AIKA(WTOKYO)

EDIT: AMARU OHSHIRO

DESIGN: MIZUKI AMANO

CODING: NATSUKI DOZAKI



ブロンドのウルフヘアが印象的なAYANOには、
スタッズが打ち込まれたエッジィなレースアップブーツがお似合い。

クリーンなセットアップをロックに着こなし、まるでロンドンボーイのようなかっこ良さが際立つ。

程よくアクセントになるスタッズがポイント。

ロゴソックスのイエローと相まって目を引く足もとの完成。

8ホールブーツ¥30,000、ソックス¥1,500(共にDr.Martens/ドクターマーチン・エアウエア ジャパン)、ヴィンテージジャケット&パンツ※セットアップ販売¥16,482(FUKTIQUE/ファンテーク)、ヴィンテージTシャツ¥6,500、上に重ねたシースルートップス¥5,000(共にFaith/フェイス)ゴールドネックレス¥14,000(MONDAY EDITION/ジェムプロジェクター) その他アクセサリー モデル私物

SHOP LIST

ファンテーク 03-6434-0987

フェイス sparklingmall.jp

ジェムプロジェクター 03-6418-7910

STAFFT

MODEL: AYANO(FRIDAY)

PHOTOGRAPHY: NOBUKO BABA(SIGNO)

STYLING: YUI SAWADA

HAIR: MIHO EMORI(KIKI INC.)

MAKEUP: MAKI IHARA(PERLE)

EDIT: KAHO FUKUDA

DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: NATSUKI DOZAKI



女優として活躍する伊藤万理華はボリュームのあるレースアップブーツをチョイス。

小柄な彼女にはショートボトム×厚底の相性抜群。

変形パワーショルダーのトップスと合わせてスタイルアップを狙って。

白ステッチやバックルなど細部にまで感じられるマーチンのこだわり。

ギミックを効かせたスタイリングにも引けを取らない主役シューズ。

8リングブーツ¥34,000(Dr.Martens/ドクターマーチン・エアウエア ジャパン)、Tシャツ 参考商品(Vetements/エッセンス)、中に重ねたトップス¥4,537、ヴィンテージバイカーショーツ¥3,889(共にFUKTIQUE/ファンテーク)、デニムショーツ¥23,000参考価格(Derek Lam 10 Crosby/ブランドニュース)、ヴィンテージベルト¥3,500(Faith/フェイス)、ネックレス\10,000、ブレスレット\11,250(MONDAY EDITION/ジェムプロジェクター)、タイツ スタイリスト私物

SHOP LIST

エッセンス ssense.com

ファンテーク 03-6434-0987

ブランドニュース 03-3797-3673

フェイス sparklingmall.jp

ジェムプロジェクター 03-6418-7910

STAFFT

MODEL: MARIKA ITO(NOGIZAKA LLC)

PHOTOGRAPHY: NOBUKO BABA(SIGNO)

STYLING: YUI SAWADA

HAIR: MIHO EMORI(KIKI INC.)

MAKEUP: MAKI IHARA(PERLE)

EDIT: KAHO FUKUDA

DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: NATSUKI DOZAKI



私達の日常に溶け込むDr. Martens

ファッションを楽しむガールズの足もとにはいつだってDr.Martensが必要不可欠。

シンプルなファションに溶け込むデイリー用としても、エッジを効かせるアクセントとしても使える優れもの。

そんなシューズを履きこなす3人のアイコンが登場し、それぞれのスタイルにあったコーディネイトを披露!

INFO

Dr.Martens

WWW.DRMARTENS.COM/JP

 @drmartens_japan

 

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン

TEL:03-6746-4860

MODEL: MARIKA ITO(NOGIZAKA LLC), AYANO(FRIDAY), MONICA(CAELUM)

PHOTOGRAPHY: NOBUKO BABA(SIGNO)

STYLING: YUI SAWADA

HAIR: MIHO EMORI(KIKI INC.)

MAKEUP: MAKI IHARA(PERLE)

EDIT: KAHO FUKUDA

DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: NATSUKI DOZAKI



FOOTNAIL TIPS #02

週末にトライしたい3ステップHOW TOをレクチャーする連載『WEEKEND TIPS』。今回は足もとの露出が増える時期に、こだわりたいフットネイルTIPSをお届け!

vol.2は、今季マストで取り入れたいタイダイ柄のフットネイルをご紹介。鮮やかなアースカラーを組み合わせ、夏らしく仕上げてみて♡

オレンジとブルーのポリッシュを爪の上に置き
筆で色の境目をぼかしていく。

半乾きの表面に、ホログラムを貼り付けていく。

ランダムにラメを置いて輝きをプラス♡
仕上げにトップコートを塗って完成。

ZZOYA カラー ZP518、ZP802 ¥1,500(ZOYA/ライフビューティープロダクツ)他ネイリスト私物





STAFF
NAILIST: YURI TABATA(@yuri_tabata
PHOTOGRAPHY: KENICHI SUGIMORI
EDIT: MARIKO TANAKA
DESIGN: AZUSA TSUBOTA
CODING:JUN OKUZAWA



オダギリさんが、映画というものに対して持っている思いを教えていただきたいです。

映画がいろんなことを教えてくれたんですよ。こんな世界もあって、世の中にはこんなことが起こっていて、こういう人達がいて……。ファッションも音楽も文化も、かっこよさを教えてくれたのも映画でした。自分にとって絶大な影響を与えてくれたものなんです。エンターテインメントとしての映画も、それはそれでひとつの映画の役割だと思うけれど、僕はアートやカルチャーとして映画を捉えています。


エンターテインメントの映画と、アート・カルチャーとしての映画の差はどういうところにあると思いますか?

冒頭の話とも関係するんですけど、大衆を意識するかしないかというのは大きいと思います。大衆を楽しませる要素を、計算して入れるのがエンタメ。「絶対に泣ける」というようなことですね。それはそれで、すごく難しいことだとも思います。一方で、アートとしての映画には作り手の強い意志やメッセージが必要なのだと僕は考えています。


受け手が想像力を持つということがどんどん減っていて、時代の変化のなかで「わかりやすいもの」や「バズるもの」に注目が集まるような構造になっていますよね。

最近そういったことをよく耳にしますね。僕としては人間の感性や想像力というものは、いつまでも信じていたい。この映画を作った理由のひとつも、そういったところだと思います。この映画の大きな挑戦のひとつです。


ラストシーン、すごく印象的でした。どう判断していいかわからない、終わりとも捉えられないような。

確かに、彼らの人生はあのあとも続きますからね。人によってはハッピーにも、アンハッピーにも見えると思いますが、どう捉えられてもその人の好きなように解釈してもらえればと思います。

top¥70,000 by yohji yamamoto

実は、この映画を試写会で観たあと、こんな映画を観たよって知人に話しながら涙が出たんです。反芻しながらいろいろ思い出して感情に届きました。

え、ほんとですか(笑)。それはうれしいな。「泣かそう」なんて全く思ってなかったので、そういう感想はちょっとびっくりするんです。引っかかる人にとって引っかかる作品であるというのはすごくうれしいし、一本の映画で人生が変わることもあるじゃないですか。「あの映画を観たから自分の人生が変わった」っていう、この映画が誰かのそういう作品になったら本当にうれしいですね。


「売るために映画を作る」のではなく、純粋にやりたいこと、描きたいものを作るという意志があったように感じます。

やっぱり自分にしか作れないものを作らないと、何かを作る意味ってないじゃないですか。自分だったら何ができるかっていうのを突き詰めないと意味がないと思うんですよ。だから売れる売れないとかを考えることよりも、何ができるか、何を作るべきかということの方が僕にとっては重要性が高いというか。それで売れないのはしょうがないじゃないですか、売れるに越したことはないですけど(笑)。


その考え方はオダギリさんの考える、人としてこうありたいという考えに関わってくるのかな、と。

職人のように何か1つのことに打ち込める人ってものすごく素敵じゃないですか。真面目に物事に向かって、それを長期間続けられる人って、やっぱりすごいと思うんですよ。そういう人はかっこいいし、やりたいことを明確に持っている人というのが理想なんじゃないかなって気はしますね。ちょっとしたことで揺らぐのは、やっぱりかっこ悪い。それが自分を持っているということなのかな。平凡な言い方になってしまいますけれど。


オダギリさんは、俳優業から監督業へ重心を置き換えるということを考えられているんですか?

いえ、全然。何かを描きたいという衝動がないと映画って作れないので、これからそういうものがあればまた作るでしょうし、「作ってほしい」とか「作らなきゃいけない」とかっていう状況で作るのはおかしな話だと思いますね。自分で作りたいという思いが、今後どのタイミングなるかは今はわからないですね。


俳優業と監督業の考え方の違いは、大きいですか?

そんなこともないですよ。俳優としてもやりたくない仕事はするべきじゃないと思うし、興味が持てないのに仕事を受けるっていうのは失礼だと思う。やっぱり僕は、俳優としてもこだわりが強いほうだとは思いますね。


話が戻るのですが、映画のなかで印象的だったのがトイチの中にある邪悪さです。自分の邪悪さをどう飼い慣らしていくか、って、それも人間の大きなテーマですよね。オダギリさん自身のなかにもそういう思いはありますか?

人間って、良い面も悪い面もある。1歩間違えれば犯罪を犯したのかもしれないし、善くありたいと思いながらも、どこかで悪い自分が出てきたりもする。でもそれを否定することもないと思うんですね。それが人間だからこそ、認めてあげたいんです。そういう視点に立ってこそ、「本当の人間」が見えるんじゃないかなと思います。僕のなかにも狂気はもちろんあって、それを野放しにするのではなく、いかにコントロールするか、ということは考えます。そういう自分が船頭という静かな存在を描くうえで、抑えられない衝動があったのは確かですね。静かな作品を静かに描くだけでは満足できなかった。自分の悪いところも含めてわき上がったものでした。人間を描くうえでも避けられないものだったと思います。


殺人事件が起きた時に、加害者について想像することは決して多くないですよね。人生のどこかのタイミングがずれていたら、もしかしたら犯罪を犯していたかもしれない、という想像力も時には必要なのかなと。

幸いなことに、俳優って自分のなかにある狂気を利用できるんですよ。作品のなかでそれを表現に昇華させられるから、僕はなんとかやってこれたんだなと思うんです。物を作る人は、それぞれ、そういう狂気と向き合って乗り越えているんだと思うんです。

オダギリさんの人生のターニングポイントはいつでしたか?

アメリカに留学したことはターニングポイントですね。日本の美術のクラスで、課題と違うものを作ったら×になるじゃないですか。アメリカでアートのクラスを取った時に、英語がよくわかってなくて、絵を描く課題に対して立体造形を作っていっちゃったんです。でも先生が逆に褒めてくれて。「これはお前の個性だ。」みたいなこと言ってくれて、すごい国だなと。アートっていうのはなんでも受け止められる自由さ、懐の深さがある。日本にいる時は気づかなかったことでしたね。


15周年のナイロンのテーマは、『NEW POWER NO BORDER』なのですが、オダギリさんの思想や人生は、そういったテーマを体現しているように思います。

何かにボーダーがあるとかないとかってこと自体を考えたことがなくて、僕は俳優として海外の作品に携わる時にも、「海外作品だからやる」みたいな思いはないんです。たまたま海外の作品の台本が面白かったから、とか、その時時間があったから、やってるだけなんです。「ハリウッドに行きたい」っていう俳優さんもいるけれど、海外にばかり目が行って、自分の足もとがちゃんと見えてないと成功はしないですよね。自分の目の前にあるものと誠実に向き合う。今置かれた状況でどんな事ができるのか? やり残していることはないか? どんな自由があるか。それができていないならば、どこに行っても難しいですよね。まずは自分の手の届く範囲のことを考えて、100%やるべきなのかなと思いますね。自分を信じれば、結果はあとからついてきます。


最後に、NYLONの読者にメッセージを。

突き詰めるべきですよ、何が好きで、何に影響されてるかをどんどん深めていくことがスタートだと思います。最初はあやふやなものでも、それを突き詰めていくと自分が見えてきて、そこから自分が発信できるようになってくる。ファッションにしても、自分の方向性を狭めていくなかでスタイルができると思う。なんか、偉そうですかね。すみません(笑)。

オダギリ ジョー/おだぎり・じょー

1976年2月16日生まれ、岡山県出身。2003年第56回カンヌ国際映画祭に出品された黒沢清監督の映画『アカルイミライ』で初主演。その後、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞をはじめ国内外の数々の賞を受賞。2019年も数多くの作品に出演する予定で、秋には『時効警察』の新シリーズ『時効警察はじめました』が12年振りに復活。映画監督としても複数の作品を手掛ける。

『ある船頭の話』

オダギリ ジョー長編初監督作品『ある船頭の話』が、2019年9月13日(金)から新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。主演・柄本明をはじめ豪華キャスト・スタッフが集結して描く、人間の根源を見つめる物語。

STAFF

MODEL:JOE ODAGIRI(DONGYU)

INTERVIEW: TAIYO NAGASHIMA

PHOTOGRAPHY:TOSHIO OHNO

STYLING:TETSUYA NISHIMURA

HAIR&MAEKUP:YOSHIMI SUNAHARA(UMITOS)

EDIT:SHOKO YAMAMOTO

DESIGN:SHOKO FUJIMOTO

CODING: JUN OKUZAWA



オダギリ ジョーは、キミに問う

一言だけでは到底言い表せない、異彩な魅力を放つ俳優オダギリ ジョー。
9月公開の長編映画『ある船頭の話』を完成させ、
映画監督としての才能を確実なものとした。
その背景には僕達には想像もつかない道のりと、彼ならではの想いがある。
現代を生きる人に投げかける問いかけと共に、
大人の男の持つ多面的な魅力を感じ取ってほしい。

このページのアザーカットが見られるNYLON JAPAN9月号(2019/7/26発売)はこちらから購入を!

邪悪ささえ、人の光。

毎日船を渡すその川に、まもなく大きな橋が架かるー。
オダギリジョー監督による長編映画『ある船頭の話』は、
船頭として生きながら時代の移ろいに翻弄される「トイチ」を中心に描かれる。
美しく静かな映像のなかに垣間見える狂気と、変わりゆく人々の姿は、
オダギリが突きつける「人はどうあるべきか」という問いかけそのもの。
現代に生きる私達は、狂気と希望を携えて、
どうやって生きていけばいいのだろうか?

『ある船頭の話』は、船頭のトイチを中心に展開していきます。船頭という仕事に注目したきっかけをまずは教えてください。

10年くらい前に、テレビで見たのがきっかけです。熊本に球磨川という川が流れていて、小さな舟を渡している船頭の方(八郎さん)がいたんですよ。それを見て「綺麗だな」という思いと、「この職業がいつか消えていくことがもったいない」という思いを抱きました。職業も文化も、時代と共に消えてゆくものってたくさんある。失ってしまって良いのかな、どうなのかな? と考えているうちに、その船頭の方に直接話が聞きたくなって、実際に会いに行ったんです。


現代にも、船頭という職業があるんですね。

そうなんです。本当にわずかな人数しか残っていないんですよ。2週間くらい生活を共にして、自分でカメラを回してインタビューしたり、船頭がどんな生活をしているのか、ずっと撮らせてもらったんです。八郎さんと話すうちに、今の社会の仕組みのなかにあった違和感とリンクして、それでこのストーリーに結びついていきました。


主人公のトイチは仕事に真摯に向き合っていますよね。船を渡しながら人と人との関わりが生まれる様子が印象的でした。

トイチにとっては、それが生きるということなんですよね。球磨川の八郎さんは1日にせいぜい1人か2人のお客さんを渡すだけなんです。いつ来るかわからないお客さんを待ち続けている。でも、自分が船を動かして役に立っていることが幸せで、そこで生まれる会話が楽しみだ、とピュアに話してくれました。そんな船頭の日常を細かく描くことでしか、トイチという人物の生活は描けない、と思いましたね。トイチは、川に橋が架かることで、自分はもはや必要とされなくなるんじゃないか、という不安も抱えています。その葛藤を中心軸にして描く、というところから着想しました。


オダギリさん自身が、「失われていってしまう」と感じた出来事はありますか?

ありとあらゆるものが失われていきますよね。例えば雑誌とかテレビの状況も大きく変わりつつある。映画だって同じです。携帯電話が生まれて、家の固定電話も公衆電話もなくなった。スマートフォンで文字を打つから、漢字を書けない人が増えている。新しい何かが生まれると、何かが失われていく。それがいいのか悪いのかは僕が決めることではないし、それぞれが判断すればいいと思うんですけど、世の中どうなっていくんだろうという漠然とした不安は常にありますね。


俳優として、変化する時代の先端にいるなかで、そういった感覚が生まれたのでしょうか?

僕は時代の先端にいるというイメージは全くなくて、むしろその逆にいようと思っています。多くの人が良いと思うものが本当にいいものか、わからない。ものの価値が数によって決まってしまうのは危ないですよ。「流行」の方にはなるべく行かないように、一貫して自分のやりたいことだけを心掛けています。

top¥42,000 t-shirt\17,000 by julius
pants\146,000 by yohji yamamoto
shoes stylist's own

現代社会はテクノロジーの側に傾いていて、変化のサイクルも速くなっているように感じます。オダギリさんは、人のあるべき姿はどのようなものだとお考えですか?

僕個人は自然の側に立ちたいけれど、テクノロジーを否定するつもりはないですね。世の中って、いろんなことが許されていいはずなんです。便利で無駄のない生活を追い続ける人にとって、それが幸せならそれでいい。自分はそういう便利さよりも、人間的な生活の方が豊かに感じる性質というだけで。


人間的な生活、豊かさとは、どういったものなのか、という話にもつながりますね。

この作品で、その大きな問いを投げかけてみました。「これが正解だ」と決めつける必要はなくて、個人が好きなようにとらえて、自分にとって何が豊かなのかを掴みとればいいのかなと思っています。


今作は変化の過程を丁寧に描いていて、登場人物の変わり方も印象的でした。オダギリさんが自分に近い存在として感じる人物はいましたか?

自分と近いかどうかはわかりませんが、理想は永瀬正敏さんが演じた仁平です。彼はマタギ(東北地方の山間に住む猟師)なんですけど、この作品のなかで唯一、最初から最後まで変わらないんです。橋ができることで様々な人生の角度が変わりゆくなかで、自分の価値観や生活が変わらないのは仁平だけ。自分にとって何か大切なのか、わかっているからなんでしょうね。


変わってしまう人々の姿を眺めながら、「仕事」って、人が尊厳を持って生きていく上で重要な鍵なのかもしれない、と感じました。

たしかに……そうですね。なんて言ったらいいのかな。一方で僕自身は、仕事を絶対的なものだとは捉えていないんです。現代は生きていく上でお金が必要で、そのために働くという選択肢が一般的。でも、資本主義的な、お金が中心に回る世の中が正しいかと言うと、そうじゃないという思いもある。複雑ですよね。僕の勝手な価値観で言わせてもらうと、働かなくても生きていけるのであれば、それでいいとも思う。自給自足の生活だって選択肢のひとつです。人それぞれいろいろな事情があるから、勝手なことは言えないけれど、僕は絶対的に仕事が必要だとは考えていないんですよ。それなのに、仕事を通して尊厳を獲得するという物語を描いたのだと思うとちょっと不思議ですね。


誰かに必要とされたり、他人と関わり続ける装置としての「仕事」の必要性を感じました。それは、自分自身の生活のなかでも感じてきたことだったので、そのように受け止めたのかもしれません。監督の意図を超えて、登場人物がそれぞれ人格を持っているということで、物語自体が生き始めるということなのかな、と。

それが映画の面白いところですよね。受け取る人の状況や考え方によって、様々な解釈が生まれる。だから、映画はわかりやすい答えを提示すべきではないと思います。物語が生き始めた、と感じていただけたのは、作り手としてはすごくうれしいですし、それだけでこの映画を作った価値があると思いますね。



KAIシークレットイベントへご招待

NYLON guys JAPAN KAI STYLE BOOK』出版そして、MACとKAIのコラボレーションを記念して、
超特急 カイさんご出演のシークレットイベントを実施します。
日程:2019年9月27日(金)
場所:Secret ※都内某所。当選者のみにお伝えいたします。
時間:Secret ※当選者のみにお伝えいたします。(午前中の開催になります)

応募期間:2019年8月16日(金)~8月31日(土)
応募方法:
①ご自身のインスタグラムに、購入したM・A・Cのリキッドアイシャドウ《DAZZLESHADOW LIQUID》と、#MACXKAIコラボのメッシュコスメポーチを一緒に撮影した動画or画像を、ハッシュタグ #MACXKAI をつけて投稿する。
※ハッシュタグは、 MAC(Xは大文字のエックス)KAI です。
※MACCosmeticsJapanのインスタグラム上でリグラムさせて頂く可能性がございますので予めご了承ください。リグラムさせて頂く場合には事前にM∙A∙C COSMETICS JAPANよりダイレクトメールにてご連絡しご承諾を頂きます。
※ハッシュタグ#MACXKAI がついていない投稿は無効となります。
②下記応募フォームより、必要事項をご記入の上、送信してください。

応募受付は終了しました。

応募資格

・『NYLON guys JAPAN KAI STYLE BOOK(通常版のみ対象)』を予約注文されている方に限ります。(イベント当日、スタイルブックを持参いただくor予約注文が分かる画面・注文書などを提示していただきます。)
・日本国内にお住まいの方で、応募時点で15歳以上の方に限ります。(20歳未満の方は、保護者等の同意を得るものとします)。
・キャンペーン注意事項にご同意いただいた方に限ります。
・M·A·Cおよびその関係会社の関係者等、または本キャンペーンの関係者は応募できません。
・応募期間中はご自身のインスタグラムアカウントを一般公開にしてください。

応募に際しての注意事項

●当選後の名義の変更は一切できません(キャンセル扱いになります)のでご注意ください。また当選されたご本人以外の方はご入場は出来ません。
●当選権の換金、第三者への譲渡・転売は禁止いたします。これらの行為が発覚した場合、参加資格は無効となり、ご入場をお断りさせていただきます。
●転売行為は、オークション、フリマアプリ、インターネット上の売買、ダフ屋や第三者を通じての売買等を含みます。
●転売により購入、譲渡された当選権に関するトラブルについては一切の責任を負いません。
●ネットオークション、フリマアプリ、SNS等で当選権の売買をなさらないよう、重ねてお願い申し上げます。
●応募は、応募者ご本人により、ご本人のインスタグラムのアカウントを使用して行われるものとします。その他の個人もしくは事業体のインスタグラムアカウントからの応募は、本キャンペーンの対象外となります。
●複数のInstagramアカウント(または複数回の投稿)に掲載いただくことは問題ございませんが、応募につきましては、ご本人様おひとりにつき、1回のみの応募となります。
●インスタグラムのアカウントを公開設定にしてください。非公開設定にしている場合は、参加資格は無効となります。
●ご当選時にインスタグラムのアカウントを削除されている場合は、参加資格は無効となります。
●応募者ご本人が撮影した写真または動画が対象です。
●投稿写真または動画に応募者と一緒に写っている方がいる場合は、応募者の責任でその方から投稿画像の使用許諾を得てください。また被写体となった方から本キャンペーンの応募規約の内容に同意していただいているものとします。
●当社もしくは第三者の知的財産権(著作権、商標権、意匠権、肖像権)を侵害する、公序良俗に反する、または他人のプライバシーを侵害する写真または動画の投稿はご遠慮ください。また、これに起因して応募者に生じた損害について、当社は一切責任を負いません。
●投稿内容をプロモーションやマーケティングを目的としてM·A·C公式サイト(公式SNSを含む)等に使用させて頂く可能性がございますのでご了承ください。
●応募者は投稿写真または動画に関して著作者人格権等を行使しないことに同意したものとします。

当選の連絡方法

●厳正なる審査のうえ当選者を決定し、発表はご本人への通知をもって代えさせていただきます。
●当選者への通知は、9月10日(火)にNYLON JAPANより、応募フォームに入力頂いたメールアドレス宛にご連絡致します。
スマートフォン、携帯電話でドメイン指定受信を設定されている場合に、受信出来ない場合がございます。事前に @nylon.jp からのメールを受信出来るよう設定をお願い致します。また、 迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられてしまう場合もありますので、ご確認をお願いいたします。
●当選通知のメールを受信された当選者は、9月12日(木)までにメール本文に記載の手順に従い、受領確認をお願い致します。

プライバシーポリシー

●当社は、個人情報を本キャンペーン以外の目的に利用することはありません。
●お送りいただいた個人情報は、本キャンペーン終了後すみやかに廃棄または消去いたします。

一般規定

●万が一、ネットワークの不具合等、当社の支配の及ばない事態に関連して応募者に損害が生じた場合でも、当社は一切責任を負いません。
●何らかの事情により、本キャンペーンが予定通りに展開されない場合、当社は、本キャンペーンの規約の変更、または必要に応じて本キャンペーンの延期、中止を行う権利を有します。
●応募者は、本キャンペーンに応募することにより、本キャンペーン規約に同意したものとします。

当日の注意事項

●当日はスタイルブック(通常版のみ対象)を持参いただくor予約注文が分かる画面・注文書などを提示していただきます。
●当日はご本人様確認をさせていただきますので、ご本人様確認書類を会場まで必ずご持参ください。

ご本人様確認書類として認められるものは以下となります。(全てコピー不可)

-下記の内、いずれか1点で確認-
・パスポート(期限切れ無効)
・運転免許証(期限切れ無効)
・住民基本台帳カード(写真付)
・マイナンバーカード(通知カードは不可)
・外国人登録証明書
・障害者手帳
・顔写真入りクレジットカード(期限切れ無効)
・学生証(写真・氏名が確認できるもの)(期限切れ無効)
※社員証は対象となりません。

-下記の内、いずれか2点で確認-
・戸籍謄本(3ヶ月以内に発行されたものに限る)
・住民票の写し(3ヶ月以内に発行されたものに限る)
・健康保険証(期限切れ無効)
・クレジットカード(期限切れ無効)
・キャッシュカード

上記、ご本人様確認書類をお持ちでない場合、ご本人で無い場合はご入場をお断りさせていただきます。


「愛の束縛」ロープアーティスト HAJIME KINOKO

女は縛ろうとし、男はその度に解こうとする。愛は実に難しい。

世界中から注目されている、HOTなロープアーティスト(緊縛師)HAJIME KINOKOが
一本のロープで描く緊縛ラブストーリー

女の勘みたいなものを
信じてみたくて、
きっとこの人だって、恋をする。

私は、あなたのものよ。
一個の輪っかが薬指にあるだけで
女は安堵する

あなたの事、全部知りたい。
男は逃れたくなる。
逃れようとすると
逃したくなくなる負のループ

愛が愛じゃなくなった時
その先にあるものは一つ。

どうしようもない恋ほど
運命のロープは複雑に姿を変え、
儚く散りゆく

kiita

top¥36,000 bottom¥39,000 by dressedundressed shoes¥13,000 by sergio tacchini/sergio tacchini japan socks stylist's own

 

reina

shirt¥5,176 by pin nap choker¥6,102 by vidakush/pin nap boots¥8,500 by charles & keith/chares & keith japan skirt stylist's own

 縛り続けて20年。緊縛との出会いは、当時付き合っていた彼女が縛られたいという願望がある方でそれを機に覚えました。僕自身、いわゆるSMというものに興味がなく、アニメが好きなので、自分の縛りは少しファンタジーな世界が組み込まれているかもしれません。フェミニストなところがあるので、緊縛は女の人を汚すものではなく縛ることでキレイにしたいというのが僕の場合ベースにあるんですよね。本当の緊縛からしたら邪道かもしれませんがこれが自身のスタイルでもあるんです。

 文献によると、緊縛は江戸時代初期、罪人を拘束するための方法だったんです。その縛りの技術は各藩ごとに分かれていて罪人を藩に渡すときは縛りの技術が盗まれないように解いて渡すなど大切に守られていた技術だったようです。さらに興味深いのは罪人にも敬意を払い、お坊さんなら袈裟の形に縛ったり、位が高いと縄が多かったりなど、マニアックに発展していった文化なんです。ただ、明治の後期から昭和初期にかけて、伊藤晴雨という絵師が縛りの絵を描き始め、それがエロスという風に認識が変わりだしたんですね。

 そして現代、僕自身は多少緊縛の基本的な要素は入れていますが「WEB縛り」という独自の縛り技術で表現しています。蜘蛛の巣という意味もありますが、自分の中で、縛る時に掲げているテーマが“繋がり”なんですね。一つの表現として1本のロープが江戸時代から形や目的を変えて今につながり、アートという表現ができていることを面白く感じています。

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Hajime Kinoko(ハジメ キノコ)

現代アーティスト、緊縛師、

ロープアーティスト、写真家

 

1977年10月22日生まれ

縛りをエロスと捉えるだけでなく、ポップな解釈やアートへの昇華も得意としている。特に自然(木や岩など)や空間までも縛るユニークな作品性は評価されている。近年はパフォーマンス以外に、写真や映像によるアートワークも精力的に発表。縛りと撮影、演出の全てを手がける。また国内のみならず、ニューヨークのセックス博物館、ミュージアムオブセックスで開催された荒木経惟氏の展示にロープアーティストとして緊縛ショーを披露したり、パリ, Palais de Tokyo のアニバーサリーパーティーにてアメリカ人の女性ラッパー、ブルーク キャンディとライブインスタレーションパフォーマンスを披露する。世界各国での公演、ワークショップを行っており、海外での認知度も高い。日本を代表する縄のスペシャリスト。

きいた

2000年1月30日生まれ。茨城県出身。178㎝。

高校生の頃、Instagramでスカウトされ芸能界デビュー。2018年AbemaTV「太陽とオオカミくんには騙されない」、映画「LAPSE~失敗人間ヒトシジュニア」、CM「AOKIのフレッシャーズスーツ・一緒に撮ろうよ篇」、グリコ「#パピるドラマ」などに出演。現在ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ」(毎週土曜22時~)にレギュラー出演中。

Twitter @kiita130

Instagram @_kiita_0130_

黒崎レイナ

1998年11月11日生まれ。愛知県出身。

2011年にドラマ「ハガネの女 season2」で女優デビュー。「仮面ライダーエグゼイド」西馬ニコ役で注目を集める。現在、テレビ朝日 木曜ドラマ「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」中園優役にて出演中。撮影枚数10000枚に及んだ待望の1st 写真集10月10日発売決定。

STAFF

ROPE ARTIST&PHOTOGRAPHER HAJIME KINOKO

STYLIST AI SUGANUMA

HAIR&MAKEUP MIHO MASHINO

MODEL KIITA(HORIPRO DIGITAL ENTERTAINMENT)REINA KUROSAKI(HORI AGENCY)

EDIT&TEXT NAOMI TAHARA

EDIT YURIKA NAGAI

DESIGN AZUSA TSUBOTA

CODING NATSUKI DOZAKI