HOME > インディペンデントブランドまとめ♡
インディペンデントブランドまとめ♡

若手デザイナー達が生み出すエッジィでトリッキーな
次世代のインディペンデントブランドの数々をご紹介。
そんなNYを拠点に今人気上昇中ブランドを、NYのitガールの
ケイト(@kateofficial)とガブリエル通称ガブちゃん(@gabbriette)がお届け!
キム シュウイ @kimshuistudio

多文化なバックグランドを持った新鋭ブランド
2016AWのVFILESにてNYコレクションデビューし、今シーズンで2回目のNYFW参加ブランド。デビュー後、VOGUE Italiaがサポートしミラノで展示会を行うなどし、他にも名誉ある数々の賞を取得している。アメリカ、イタリア、イギリスに住んでいたというバックグラウンドを持つデザイナーの彼女が掲げるコンセプトは、世界の共通点がない人でも服を通して繋がっていくこと。派手でちょっと癖があるけど、見栄っ張りに見えないオシャレさを追求している。そのパターンまでこだわりを感じるデザイン性の高さが、世界中のファッショニスタ達の間で人気。日本進出ももうすぐ?♡
KATE: コート、スカート参考商品(共にKim Shui)、デニムビスチェ¥17,500(HENZA LOS ANGELES/ヘンザ ロサンゼルス)、ブーツ スタイリスト私物 GABRIETTE: ワンピース、ジャケット参考商品(共にKim Shui)、ブーツ¥83,000(PINKO/ピンコ ジャパン)、網タイツ スタイリスト私物

designer Kim Shui
アメリカのデューク大学で経済学とフランス語のダブルメジャーを卒業した後、セントラル・セント・マーチンズ大学でファッションデザインを習得。
スラッシュド バイ ティア @slashedbytia

トレンドを先取ったエアリー素材&
ラッフルだけで勝負
シースルーやエアリーな素材、オフショルダーがトレンドとなった今、Slashed By Tiaが打ち出したスタイルは2016年だった。「女の子がバストを気にせずにスタイリッシュに着れる」、そんな洋服作りを目指したバックレストップから始まり、itガール達が愛するアイコンアイテムを生んだ。フェミニンな透け感のある素材にこだわり、女の子しか着れないデザインや大きめのラッフルが特徴。ガーリーな女の子達のためだけに作ったわけではなく、中世的なジェンダーの人にも着て欲しいという想いが込められている。
トップス、パンツ 参考商品(共にSlashed By Tia)、ビスチェ¥8,500(PREGA/プレガ ラフォーレ原宿)、中に着たパンツ¥4,7000(D.TT.K/エムエイティティ.)、チョーカー¥15,000(Bijou R.I/ビジュー アール・アイ)

designer Teni Adeola
ナイジェリア出身の20歳のデザイナー。 高校をロンドンで過ごし、大学1年生の時にSlashed By Tiaを設立。
マシュー・アダムス・ドラン @matthewadamsdolan

有名アーティストから注目を浴びるビッグシルエット
シドニーの大学でデザインやアートの学位を取得し首席で卒業した後、NYのパーソンズ美術大学にてMFAファッションデザインを習得したデザイナーが手掛ける。大学在学中に2015SSコレクションを発表し、デビュー後すぐにリアーナやカニエ・ウェストに注目され話題に。誰もが慣れ親しんだデニムを武器に、今までになかったオーバーサイズの新しいシルエットを生み、デニム中心のユニセックスコレクションを展開。デニム×洗練されたビックシルエットがブランドのキーワード。
KATE: ジャケット、パンツ 参考商品(共にMatthew Adams Dolan) GABRIETTE: ジャケット、パンツ、下に履いたスウェット 参考商品(全てMatthew Adams Dolan)、ブーツ¥22,800(YELLO/イエロ)

designer Matthew Adams Dolan 
マサチューセッツ州のダンバース生まれ。シドニー工科大学でファッション&テキスタイルデザインを専攻し、2014年にパーソンズ美術大学を卒業。
ナミリア @_namilia_

ファッション業界を揺るがす革命的なフェミニティが特徴
ベルリンを拠点とする2人組デザイナーによって立ち上げられ、2015年に行われたVFILESの「My Pussy, My Choice」にてコレクションデビューを果たす。当時デビューしたてにも関わらず、NYだけでなく世界中で一気に知名度を上げるようなインパクト大のコレクションを発表。ショーの直後にはDazed&Confused等数多くのメディアに掲載されるまでに。今季からはオフィシャルコレクション入りを果し、初の単独コレクションを発表した。「反徒・扇動者・妄覚の破壊者」といった尖ったコンセプトを掲げる反面、全てのフェミニズムに忠実でいて繊細な一面を合わせ持つ。今年のNYFWで打ち出されたコレクションも最高に斬新なのでチェックしてみて!
トップス、パンツ 参考商品(共にNAMILIA)、ブーツ¥18,800(YELLO/イエロ) 、サングラス ¥27,000(AMBUSH®/アンブッシュ® ワークショップ)

designer Nan Li&Emilia Pfohl
2015年にNan LiとEmilia Pfohlの2人組のデザイナー。ベルリン芸術大学で在学中に出会いNAMILIAを設立。
メゾン ダ ファー @maisonthefaux

メゾンブランドのアンチから生まれたヒューマンウェア
MilkStudio主催の『MADE NEW YORK』のインスタレーションで話題になった人気ユニセックスブランド。名前の由来は「偽物のメゾンブランド」。大クチュールブランドの偽物版をイメージしていて、モデル体型でないと着れない洋服ばかりが溢れている大手メゾンブランドに対して、サイジングを気にせずどんな体型の人でも着れる服や、男性がドレスを着るようなジェンダーレスな服を提案している。クチュールで見られるような華やかな服とストリートウェアの融合を意識した、ジェンダーレスな“ヒューマンウェア”をコンセプトに掲げ、男女関係なくファッションを楽しむウェアの確立を目指している。
KATE: シャツ、キャミソール 参考商品(共にMAISON the FAUX)ブーツ¥9,250(ZARA/ザラ・ジャパン カスタマーサービス)、ピアス¥2.500(GALLERIE/ギャレリー) GABRIETTE: ジャケット、シャツ、パンツ 参考商品(全てMAISON the FAUX)、ブーツ¥14,800(LILICIOUS/リルリリー トーキョー)

designer Joris Suk & Tessa De Boer
NYを拠点に活動するオランダ出身のデザイナー2人組。アーネムにあるArtEZ芸術大学卒業。2014年1月のアムステルダムファッションウィークでデビューを果たす。
オルセンド アイリス @orseund_iris

itガールに愛される
シーズンレスのウィメンズウェア
「洗練されたエフォートレスでベーシックな服」を作り出すウィメンズブランド。可愛らしい印象を与えるデザインや、働く女性をイメージしたデザインが特徴。ブランドを代表するブラトップ以外にも、スカーフやどんなボディタイプの女性にも似合うラップドレスに定評がある。インスピレーション源はヴィンテージやクラッシックな女性服。コレクションはあえて打ち出さずに、季節を選ばずいつでも着れるラグジュアリーな洋服を提案し続け、Itガールや有名ファッションブロガーに人気のブランドとしても知られている。誌面に登場するモデルのKateも普段から愛用している大ファンだとか。
KATE: ビスチェ、スカート 参考商品(共にOrseund Iris)、中に着たトップス¥23,000(AKIKOAOKI/アキコアオキ) GABRIETTE: オールインワン、スカーフ 参考商品(共にOrseund Iris)

designer Alana Johnson
NYブランドのROSIE ASSOULINにてインターンシップを経験後、2015年にFITを卒業。大学卒業6カ月後に自身のブランド「Orseund Iris」を設立。
エリック・シュロスバーグ @ericschlosberg

キュートで毒っ気のある
アップカミングなNYブランド

レディーガガを始め、多くのアーティストやitガール達に愛されるNYを中心に人気上昇中のブランド。2017AWは「毎日がハロウィーン」と題し、キャバレーで遊んでいそうな女の子達が着ている洋服をブランドならではの世界観で打ち出した。地下のパンクスカルチャーを感じるシンプル&ドリーミーなパーティウェアなど、強烈な世界観はデザイナー本人からも感じられて楽しい。ドラァグクイーンやフェミニンさの中に隠された真面目でセクシーなデザインが、人気の秘密♡  男の子がスカートを履いたり、アヴァンギャルドなブランドイメージ通り、周りやトレンドに流されない世界観に目が離せない。
トップス、ワンピース 参考商品(共にEric Schlösberg)、ブーツ¥18,900(GALLERIE/ギャレリー)

designer Eric Schlösberg
NYを拠点に活動するオランダ出身のデザイナー2人組。アーネムにあるArtEZ芸術大学卒業。2014年1月のアムステルダムファッションウィークでデビューを果たす。
ワットエバー21 @whatever_twentyone

itガールに愛される
シーズンレスのウィメンズウェア
Whatever 21は2012年にNY・ブルックリンで誕生した、ストリートウェアブランド。クリエイティヴディレクター兼デザイナーであるブライアンが幼少期に受けた美術教育が、今のブランドのウェアラブルなデザインに生かされている。若手ブランドとして、雑誌『PAPER』などのメディアにも注目されるほどアップカミング。フーディを逆さまにし、ボトムにするなど、見たこともない斬新で実験的なデザインを生み出し、近代的なライフスタイルにありそうなウェアを展開している。そんなユニークなアイディアと、パンク・ロック・ゴスの要素がMIXされているのが特徴。
フーディ、パンツ 参考商品(共にWhatever 21)、シューズ スタイリスト私物

designer
Brian Michael
(AKA Brian Whatever)
デザイナー兼クリエイティブディレクター。Whatever21のレーベルでは服のレーベルだけでなくイベント、NYのナイトライフクラブDJ等のプロデュースも手掛けている。
ヤルデンロー @yardenroee

独学で新たなデザインを発信するデザイナーズブランド

アーティスト作品の展示スペースを提供しているNPOの「ArtsUp!」にてコレクションをスタートしたブランド。ファッションではなくアートの分野で育ち、いつしかファッションとアートへの親近感を持ったデザイナーのYarden Roee Negriは、デザインや縫製、プリントの知識をなんと全て独学で習得。男女のいずれにも偏らないジェンダーニュートラルなファションを提案している。デザインのインスパイア源は建築のシルエットからだとか。ロボットのようなシルエットは確かにどこか建築物の一部を感じるはず!
トップス、ボトム 参考商品(共にYARDENROEE)、ブーツ スタイリスト私物

designer Yarden Roee Negri
NY生まれ、イスラエル育ち。15歳の時アメリカへ戻り、2014年よりフロリダのアトランティック大学にてスタジオアートを修学。
ハン ウェン @han___wen

NYらしい多文化を感じる美しいアジアンテイスト

NYらしい多文化の混合や、ハードとソフト、マスキュリンとフェミニン、相反するもの、高級なもの、そしてユースカルチャーを取り入れたデザインを打ち出すブランド。エッジィだけどエレガントなハンのコレクションは、どこか颯爽としていて高級感が漂う。もともとは、パターンとテキストタイルのデザインを専攻していただけあって、シルエットや細部のデザインまでこだわりあり。また、デザインから感じるアジアンテイストなディテールや雰囲気からは、彼の母親がそうであるようにアジア人女性や、母親が持つ女性の強さからインスピレーションを得ている。
KATE: シャツ、ファービスチェ、スカート 参考商品(全てHAN WEN)、ブーツ¥50,000(PAMEO POSE/パメオポーズ) GABRIETTE: シャツ、スカート 参考商品(全てHAN WEN)、ブーツ¥19,800(YELLO/イエロ)

designer Han Wen
中国・海南省出身、NYへ引っ越しパーソンズ芸術大学にてファッションデザインを習得。 2016年、雑誌Vougeと学校の人気コンペティションで上位10人に選ばれ、その後LFWでコレクションデビューを果たす。

MODELS: GABRIETTE(NO AGENCY NEW YORK), KATE BOWMAN(WILHELMINA)
STYLING: RISA KATO
PHOTOGRAPHY: JAMES J. ROBINSON
HAIR&MAKEUP: YOKO(THE OVERSEA/SHIZEN BROOKLYN)
EDIT: SAYURI SEKINE
DESIGN: FUYUKO MANOME
WEB DESIGN: CHINATSU IKARASHI