CULTURE
2014.06.12
一度は行ってみたい! 世界の夏フェス特集
5. Melt! Festival 開催地:フェロポリス(ドイツ) 日程:7月18日~20日 www.meltfestival.de フェスで大事なのはロケーション! その点では、Melt! は世界でも類を見ないユニークさ。なにしろ会場は褐炭(安価な石炭の一種)採掘場跡地で、敷地内には採掘に使われていた高さ数十メートルの重機がたくさん残されている。そのインダストリアルな光景は本当に圧巻! もちろんラインナップも素晴らしくて、日中は旬のバンドが世界中から集まり、深夜はダンス・ミュージック大国のドイツならではの豪華なDJ陣が出演。都市型フェスとも自然派フェスとも一味違う体験をしてみたければ、これがおすすめ! 4. Sónar 開催地:バルセロナ(スペイン) 日程:6月12日~14日 sonar.es/en/2014 日本でもサテライト・イベントのSónarsoundが開催されていることで有名だけど、そのオリジナルが94年にバルセロナで始まったSónar。このフェスの面白いところは、エレクトロニック・ミュージックのトップアーティスト達によるパフォーマンスが観られるだけじゃなくて、一流DJのワークショップや音楽関係者によるパネルディスカッション、そして様々な先端技術の展示やデモンストレーションなども幅広くおこなわれていること。つまり、電子音楽を含む最先端テクノロジーの見本市のような内容になっている。音楽とアートとテクノロジーの融合に興味がある人は足を運んでみては? 3. TomorrowWorld 開催地:アトランタ(アメリカ) 日程:9月26日~28日 www.tomorrowworld.com アメリカでのEDM人気のすさまじさを実感できるのが、ベルギー発Tomorrowlandの姉妹フェスとして昨年スタートしたTomorrowWorld。このフェスのすごいところは、とにかくスケールが大きいこと! 初開催にもかかわらず、昨年の来場者は12万人以上。出演アーティスト数は200組を超えている。広大な会場にド派手な演出、そしてそれにピッタリのゴージャスなEDMサウンドは本当に圧巻! その迫力を一度は体験してみたい! 2. The Garden Festival ©Tim Ertl - www.timertl.com 開催地:ペタケーン(クロアチア) 日程:7月2日~9日 www.thegardenfestival.eu ここ数年は、夏になると毎週末のように魅力的なフェスが開催されていて、「第二のイビサ」とも呼ばれているクロアチア。個性的なフェスがたくさんある中で、The Garden Festivalはオール・ジャンルの良質なDJがずらりと揃ったイベント。初心者でもこれなら気軽に楽しめそう。でも、なんで今クロアチア? その人気の秘密は、温暖な気候と透き通った海。イビサと較べて観光地化がまだ進んでいないから、物価が安いうえに雰囲気が落ち着いているのも嬉しい。また、どのフェスも同じ会場を使っている(!)のもクロアチアのフェスの特徴で、そこではビーチ・ステージやボート・パーティなど、ロケーションを生かした演出が満載。オーディエンスも水着姿でリラックス・モード全開だから、バカンス気分でゆる~く楽しめそう! 1. Glastonbury Festival ©Takahiro Nakayama 開催地:サマーセット(イギリス) 日程:6月25日~29日 www.glastonburyfestivals.co.uk フジロックがお手本としたことでもお馴染み、名実ともに世界最高峰のフェスと言えば、やっぱりGlastonbury Festival! 元々は60年代のヒッピー・ムーヴメントに影響を受けたMichael Eavisが自身の牧場で始めたフェスというだけあって、その根底にある精神は今も「ラヴ&ピース」。世間一般のフェスのイメージを形作ったイベントと言っても過言ではない。そのピースフルなヴァイブを満喫しながら、大小50以上もあるステージで極上の音楽を楽しめる贅沢は至福の一言。ほとんど風物詩になっている雨に打たれながら、泥だらけで盛り上がりたい! |
text yoshiharu kobayashi / the sign magazine